新型コロナウイルスの感染力は非常に高く、様々なことに注意しないと感染してしまうリスクがあります。
ここでは買い物するときに気をつけたいことについて紹介します。
目次
新型コロナウイルスはどのように感染する?
新型コロナウイルスには、人からの感染と物を介しての感染があります。
人を介からの感染
皆さんすでにご存知でしょうが新型コロナウイルスは飛沫感染します。
新型コロナウイルスに感染している人が、咳やクシャミをすると空気中にウイルスが拡散されます。
空気中に拡散されたウイルスを吸い込むことで感染してしまいます。
これが人からの感染です。
よく言われているのが3密を避けるということ。
3密というのは「密閉・密集・密接」のことで、これを避けることでウイルスを吸い込むリスクが低くなります。
物を介しての感染
新型コロナウイルスに感染した人が咳をしたりすると飛沫が飛び、それが物に付着します。また感染した人がドアノブや手摺りなどに触ると、そこにウイルスが付着します。
感染していない人がウイルスが付着している物に触れると、手にウイルスが付きます。
そしてその手で顔(口や鼻、目の周りなど)に触れるとそこから感染してしまいます。
これが物を介しての感染です。
口や鼻の周りを触ってしまうのを防ぐためにはマスクが大切です。
目の周りに触れるのを防ぐにはゴーグルやメガネ、フェイスガードなどが役に立ちます。
感染しないために買い物のときに気をつけること
新型コロナウイルスに感染しないためには、不要不急の外出をしないことが最も大切です。
生きるためには食料品の買い出しなどは必要ですよね。
食料を買うためにスーパーなどに買い物に行くのは、不要不急の外出には当たりません。
食料品の買い出しにいくときには、3密を避けたり、ウイルスが付いた手で顔に触れないように気をつけましょう。
具体的にどのように対策したら良いのか紹介します。
買い出しに出かける前の準備
買い出しに出かける前に、感染しないための準備をします。
- マスク
- ゴーグル等
- 消毒・除菌グッズ
- 帽子
マスク
なんと言ってもマスクは最も重要なアイテムです。
しかし2020年1月末頃からマスクは手に入りにくくなっています。2020年4月現在でも店頭でマスクを見かけることはほとんどありません。
このような状況は、5~6月頃には解消されるのではないかと予想します。
なぜかというと、アイリスオーヤマやシャープのように新しくマスクを製造する会社が増えているからです。すでにシャープは自社サイトでの販売を開始しました。また、パナソニックからもマスクの製造をすることが発表されました。
私もネットでマスクを購入しています。頻繁にAmazonと楽天市場でマスクをチェックしていたのですが、Amazonよりも楽天市場の方が買いやすいです。
Amazonは入荷すると1分もしないうちに売り切れます。楽天は各ショップが時間をずらしたり少しずつ販売しているので、大抵の場合購入できます。
マスクの効果
新型コロナウイルス対策を考えたときに、マスクには3つの効果があります。
- ウイルスを吸い込まないようにする。
- ウイルスが付いた手で口や鼻に触れるのを防ぐ。
- もし感染していた場合、周りにウイルスを撒き散らすのを防ぐ。
このようにマスクには3つの効果があります。
ゴーグル等
ゴーグル等には2つの効果があります。
- 飛沫が目に入らないようにする。
- ウイルスが付いた手で目の周りに触れるのを防ぐ。
このようにゴーグルには2つの効果があります。
例としてゴーグルを挙げましたが、他にはメガネ・花粉メガネ・フェイスガードなども同様の効果があります。
消毒・除菌グッズ
アルコール消毒液、アルコール除菌シートなどがあれば持っていくと役立ちます。
スーパーなどで入り口に手を消毒するためのアルコールなどが準備されていることがあります。
準備されていたらそれを使えば良いですが、もしない場合には持参したもので消毒します。
また、スーパーのカゴやカートを使う前に、持ち手の部分を消毒すると良いです。
アルコールが手に入らない場合は、次亜塩素酸水がおすすめです。次亜塩素酸水は50~80ppmほどに希釈すると、手などにも使うことができます。
私は小さいスプレーボトルに次亜塩素酸水を入れて持ち歩き、何か触ったら手にスプレーしています。
帽子
スーパーなどは3密の状態になりやすい場所で、新型コロナウイルスが浮遊していることも考えられます。
髪は表面積が広いので、ウイルスが非常に付着しやすい場所です。
なるべく帽子などで髪が出ないようにすることで、ウイルスが髪に付かないようにしましょう。
スーパーで買い物中に気をつけること
最初に手を消毒する
スーパーに行ったらまずは入り口で手やカゴを消毒します。
仮に自分が感染していないとしても、家からスーパーまでの途中で手にウイルスが付いていることもあります。
ウイルスが付いた手で、スーパーの商品を手にとって、それを棚に戻したとすると、ウイルスの付いた商品が棚に並ぶことになります。
すると次に触った人に感染する可能性があります。
そのようにならないためにも、スーパーに付いたらまずは手を消毒しましょう。
商品をあまり吟味しない
野菜や肉を買う際になるべく状態の良いものを選ぶために、商品を手にとって吟味してから棚に戻すといったことは普通にすることですよね。
しかし新型コロナウイルスの感染が拡大している今は、そのようにすると手にウイルスが付いたり、手から商品にウイルスを付けることになりかねません。
ですから余り吟味しすぎず、ぱっと決めるようにしましょう。
ソーシャルディスタンスを保つ
スーパーなどはお客さんが多いと3密の状態になりやすいです。
それを防ぐためにも、常に他の人と距離を取るように気をつけましょう。
最低でも半径2メートルは間隔を空けます。
この間隔を空ける距離を「ソーシャルディスタンス」や「社会的距離」と言います。
最近では距離を空けることが皆さんに知れ渡ってきたので、以前と比べて距離が取りやすくなった気がします。
スーパーなど立っているときはソーシャルディスタンスは2メートルで良いですが、歩いていたりジョギングしているときは5~10メートルほどになるので気をつけましょう。
現金よりも電子決済
現金は多くの人が触れるので、ウイルスが付着する可能性があります。
ですからなるべく現金に触れないようにし、可能なときは電子決済(IDやpaypayなど)するのがおすすめです。
袋詰の台に注意
スーパーによって買ったものを店員さんが袋に詰めてくれるお店もあれば、セルフで詰めるお店もあります。
セルフで詰めるお店には、専用の台がありますよね。
その台もウイルスが付着している可能性があるので、あまり触れないようにしましょう。
とは言っても、袋詰するときは台の上に置かなければならないので、ウイルスが付着してしまうものだと思った方が良いです。
例えば、エコバッグを使っているなら、帰宅してからエコバッグ消毒したり洗濯します。
帰宅したときの処理
着ているものと手などを消毒する
帰宅したらまずは自分にウイルスが付着しているものと仮定し、消毒したり手洗い・うがいをします。
まずは玄関で出来る限り消毒します。
アルコールがあるなら手を消毒し、帽子や服に次亜塩素酸水をスプレーします。
服に付いたウイルスが飛散しないようにビニール袋に入れたり、すぐに洗濯するのが良いです。
エコバッグを使っている方は、一緒に洗いましょう。
靴にもウイルスが付いているかもしれませんので、靴や玄関に次亜塩素酸水をスプレーします。
靴の上側だけでなく、靴底にもたっぷりスプレーします。
洗面所での処理
次に洗面所に移動し手を洗います。
手を洗ったら、マスクやゴーグルを外します。
マスクを再利用するときは次亜塩素酸水をたっぷり吹きかけるのがおすすめです。
マスクを洗濯したりすると傷んでしまい、マスクの効果が落ちてしまうからです。
続けてうがいをし、石鹸で顔を洗います。
このとき可能なら髪も洗うとさらに良いです。
買ってきた商品を消毒する
買ってきた商品にはウイルスが付いている可能性があるので、1つ1つ消毒していきます。
アルコールで消毒したり、石鹸で洗うと良いでしょう。
石鹸で洗うのが難しいものは次亜塩素酸水を使うのがおすすめです。
例えば、葉物野菜などです。
次亜塩素酸水は厚生労働省により食品添加物としても認められていて、カット野菜の消毒にも使われています。
財布やスマホを消毒する
買い物のときに財布を出した方は、財布も消毒するようにしましょう。
スマートフォンは一日に何度も触れるものなので、ウイルスが付着しやすいです。
またスマートフォンは表面がツルツルしているので、ウイルスが長期間生存しやすい環境ですので消毒するようにしましょう。
メーカーによって消毒に利用できるアイテムが異なるので、各メーカーのホームページ等で確認してください。
ある病院ではタブレットから院内感染したと言われています。
他の部分は気をつけていても、スマホやタブレットは見落としがちですので気をつけましょう。
他にも鍵やペンなど、外で利用したものは消毒するようにしましょう。
玄関から洗面所まで消毒する
玄関から洗面所まで服や商品を持って移動した際に、ウイルスが落ちているかもしれません。
ですから玄関から洗面所までを消毒します。
次亜塩素酸水をスプレーするか、次亜塩素酸ナトリウムで拭き掃除するのがおすすめです。
アルコールでも良いですが、コストを考えると次亜塩素酸が安いからです。
次亜塩素酸ナトリウムを使うときは直接触れると肌のタンパク質が溶けて危険なので、ビニール手袋などをします。
次亜塩素酸水はすぐに水に変わるので、肌に付いても安全です。
シャワーを浴びる
一通り消毒が終わったら、シャワーを浴びるかお風呂に入って体を洗います。
先程簡単に髪を洗った方もいるでしょうが、ここでもしっかりと洗いましょう。
消毒の方法について
買ってきた商品や使用したエコバッグは消毒すると説明しましたが、どのような方法で行えば良いのでしょうか?
主に下のような方法があります。
- 石鹸・洗剤
- アルコール
- 次亜塩素酸ナトリウム
- 次亜塩素酸水
コロナウイルスはエンベロープという脂の膜を持っています。
上に挙げた石鹸・洗剤、アルコール、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸水はこの膜を破壊することでウイルスを不活性化させます。
石鹸・洗剤
まず手や顔などを石鹸やハンドソープで洗います。
その次に、買ってきた商品を石鹸やハンドソープで洗います。
例えば、缶詰や袋に入った食品などは石鹸で洗うことができます。
衣類やエコバッグなどは洗濯機と洗剤で洗います。
アルコール
アルコールがある場合は石鹸ではなくアルコールで手を洗ったり、買ってきた物を消毒しても良いです。
しかし現在のところアルコールが手に入りにくくなっていますし、石鹸と比べてコストも高いです。
石鹸で手を洗うだけでも十分に効果があります。
次亜塩素酸ナトリウム
0.1%の次亜塩素酸ナトリウムは新型コロナウイルスに対して有効です。
次亜塩素酸ナトリウムというのはハイターの成分と言えばわかりやすいでしょうか。
強いアルカリ性なので、直接肌に触れるとタンパク質が溶けて危険です。
次亜塩素酸ナトリウムを使うときは、ビニール手袋をするようにしましょう。
当然ですが、次亜塩素酸ナトリウムで手の消毒はできません。
ドアノブや手摺り、壁、床などを拭くようにして使います。
次亜塩素酸水
次亜塩素酸ナトリウムと名前が似ていますが、次亜塩素酸水は肌に優しく手や指など肌にも使えます。
有機物に触れるとすぐに水に変化するので安全性が高く、厚生労働省により食品添加物としても認められています。
スーパーで売っているカット野菜などは次亜塩素酸水で消毒されています。
また超音波加湿器に入れて、空間除菌することもできます。ただし、吸い込んだときの安全性が確認されていないため、空間除菌するときは人のいない部屋などで行うようにしましょう。
次亜塩素酸水は製造されてから3ヶ月ほどしか持たないので、購入するときはなるべく新しいものを選びましょう。
私はアルコール消毒液がなかなか手に入らないので次亜塩素酸水を使っています。安全性が高いので、色んな所にスプレーしています。
例えば、帰宅したときに服や靴、手や髪などにスプレーしています。また、買ってきたものに次亜塩素酸水を吹きかけています。
2020年4月現在では、次亜塩素酸水も売り切れるようになっているようです。私が購入していたお店でも見かけないですし、近所のドラッグストアを周ってみたのですが見つけられませんでした。
それでネットで探してみたところ、除菌水ジーアという次亜塩素酸水がありました。メーカー直販なので、手に入りやすいと思います。
除菌水ジーアはウォーターサーバーで有名な「オーケンウォーター」が発売している次亜塩素酸水で、定期的に宅配してくれます。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い注文が殺到しているようで新規の受付を停止していましたが、2020年4月21日より再開されるそうです。
次亜塩素酸水がなかなか手に入らないという方はチェックしてみてください。
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こちらで除菌水ジーアについて詳しく解説しています。
除菌水ジーアの効果・料金・口コミは?|新型コロナウイルスで話題の次亜塩素酸水
これで新型コロナウイルスへの感染を防げる?
私はいつもこのようにしているのですが、帰宅してから居間にたどり着くまでに30分から1時間ほどかかります。
それでも新型コロナウイルスへの感染を防げるかは分かりません。
ツイッターなどでもかなり気をつけている方でも感染したというつぶやきが見受けられます。
それだけ感染力の強いウイルスということです。
出来る限りのことをして感染しないように頑張りましょう!