ここではヘテムル(heteml)にSSH接続するための方法についてまとめています。
ヘテムルはオールSSDで高速なレンタルサーバーです。
ヘテムルに対してWindows10からSSH接続する方法について紹介していきます。Macでもほぼ同じような手順でできます。
SSHとは
ヘテムルでは、SSHを無料で使うことができます。SSHとはSecure Shellの略で、安全にリモート接続してコンピュータを操作する技術です。
パスワードを含むすべての通信を暗号化し、ネットワークの盗聴などを排除することができます。また、通信の相手の認証も行うことができるため、なりすましを防ぐことも出来ます。
SSH接続するためのサーバー側での設定
まずはヘテムルのサーバー側でSSH接続できるように設定をします。
ヘテムルのコントロールパネルにログインします。
各種設定から「SSH アカウント」を選択します。
「SSHを利用する」というボタンを押します。
SSHを有効にするか聞かれるので「OK」を押して有効にします。
SSH設定のセットアップが完了し、SSHパスワードが表示されるのでメモしておいてください。SSHパスワードはかなり長いので、テキストファイルにコピペしておくと良いです。
またSSH設定という部分に「ユーザー名」「サーバー」「接続ポート」が表示されているのでこれもメモしておきます。
ここまででサーバー側の設定は終わりです。
次にターミナルソフトの設定を行います。
ターミナルソフトの設定
SSH接続するにはターミナルソフト(RLoginやTera Term、Puttyなど)を使う方法と、コンソール(Windows10のPowerShellやMacのterminal)からSSH接続する方法があります。
ここではまずRLoginを使う方法を紹介します。他のターミナルソフトやMacのターミナルソフトでもほぼ同じ手順でできます。
RLoginを起動し、Server Selectのウィンドウが表示します。「新規」というボタンをおして新しいEntryを作成します。
「エントリー」には分かりやすい名前をつけてください。
例:Heteml
ホスト設定はサーバーの設定のときにメモしておいた情報を入れます。
「ホスト名」はメモしておいた「サーバー」です。
ssh-○○○.heteml.net
やssh○○○.heteml.jp
など、使用しているサーバーによってドメインが異なります。
「ログインユーザー名」はメモしておいた「ユーザー名」です。
「パスワード」はメモしておいた「SSHパスワード」です。
「TCPポート」はメモしておいた「接続ポート」です。
例:2222
ここまで入力したら下にある「OK」ボタンを押すと設定が完了します。
Server Selectから今作成したEntryを選ぶとヘテムルにSSH接続できます。
Windows PowerShellからヘテムルにSSH接続する方法
Windows PowerShellからヘテムルにSSH接続することもできます。
サーバー側の設定はターミナルソフトを使うときと同じ手順で設定してください。
そしてPowerShellで以下のコマンドを入力します。
ssh ユーザー名@サーバー -p 接続ポート
例:ssh ○○○@ssh-□□□.heteml.jp -p 2222
コマンドを入力し実行するとパスワードを聞かれるので、メモしておいたSSHパスワードを入力します。
間違いがなければヘテムルにSSH接続されます。
SSHコマンドでエラーが出る場合
Windows10の2018年のアップデートでSSHコマンドが使えるようになっていると思いますが、状況によってはインストールされていない場合もあるようです。
もしSSHコマンドでコマンドが無いといったエラーが出るときは、OpenSSH クライアントをインストールする必要があります。
OpenSSH クライアントのインストールについてはこちらを参照してください。
SSHパスワードを忘れたときは
SSHパスワードをメモし忘れたり、無くしてしまったときは新しくSSHパスワードを作り直します。
ヘテムルのコントロールパネルにログインし、「SSHアカウント」を選択します。
「パスワードを更新する」というボタンを押します。
初めて利用する場合には「SSHを利用する」というボタンが表示されます。
SSHパスワードが更新されます。
新しいSSHパスワードが表示されるのでメモしておきます。