光脱毛より肌に優しいハイパースキン脱毛
現在主流の脱毛方法と言えば、光脱毛とレーザー脱毛です。
光脱毛はレーザー脱毛よりも肌へのダメージが少ないので、痛みが苦手な方に人気です。
しかしそれでも敏感肌などの肌が弱い方には刺激が強いことも事実です。
そこで光脱毛よりも肌に優しい脱毛方法として登場したのがハイパースキン脱毛です。
ハイパースキン脱毛と光脱毛の違い
ハイパースキン脱毛は、これまでの光脱毛やレーザー脱毛とは大きく異なる脱毛法です。
従来の脱毛法はメラニン色素に反応する光を照射し、その熱で成長期にある毛根の毛乳頭にダメージを与えることでムダ毛を無くします。
毛乳頭を破壊するには70~80℃の熱を一気に加える必要があります。
これまでの脱毛法は、高い温度の熱量で処理するので痛みや火傷の可能性があり、それを防ぐために肌の表面を冷やす必要がありました。
それに対しハイパースキン脱毛は、毛包のバルジ領域まで直接届く弱い光を使います。
体感的には38℃程度の温度で施術できるので、熱や痛みを感じることなく、快適に脱毛できるのがメリットです。
38度というのは人肌と同じくらいの温度なので、ほんのり温かい程度ですね。
そのため、光脱毛のように冷却ジェルを塗る必要がありません。常温のジェルでOKなので体が冷えず快適です。
ハイパースキン脱毛の仕組み
毛包のバルジ領域は、毛根のような深いところではなく、肌の表皮と真皮の境目に存在しています。
バルジで毛の種(発毛因子)が作られると、分裂を繰り返しながら毛乳頭へと降りていきます。
そして毛乳頭にたどり着いた毛の種が成長することで、毛が成長していきます。
毛が成長してある程度の期間がすぎると抜けて落ちていきますが、このときにバルジに発毛命令が送られます。
すると新たに毛の種(発毛因子)が作られるというサイクルを繰り返しています。
ハイパースキン脱毛は、毛の種だけにアプローチし、分裂しないようにする方法です。
分裂が止まった毛の種が毛乳頭にたどり着いても毛が生えてきません。
そして毛が生えて来ないので、成長して抜け落ちる時に発毛命令を出すという過程も無くなり、新たに毛の種が作られることもないのです。
このようにしてムダ毛が生えてこなくなるのがハイパースキン脱毛の仕組みです。
処理したムダ毛が抜けるのではなく、ムダ毛が生えてこなくなるので、正確に表現すると脱毛ではなく抑毛や減毛ですね。
ですが得られる結果は脱毛と同じです。
ハイパースキン脱毛のメリット
光脱毛と比べてハイパースキン脱毛にはいくつかメリットがあります。
- 痛くない
- 毛周期に関係なく処理できる
- 日焼け肌、ニキビ肌でも脱毛可能
- 産毛にも効果がある
- 美肌効果がある
- 3歳以上の子供でも脱毛できる
それぞれについて見ていきます。
痛くない
光脱毛は黒いものに反応する光を照射して、そのときに発生する熱で毛乳頭にダメージを与えムダ毛が生える仕組みを断つ脱毛方法です。
光脱毛が痛いのは毛根を処理する時に熱が発生するからです。
肌表面の温度は60度くらいになり、毛穴内部の温度は80度くらいになります。
ムダ毛が太くて密集している部分は熱が発生しやすいので痛みが強くなります。
例えば、脇やVIOなどは強い痛みを伴います。
ハイパースキン脱毛が痛くないのは、熱で毛根を破壊する方法ではなく、特殊な光を照射しながら発毛因子の分裂を防ぐからです。
毛周期に関係なく処理できる
光脱毛では毛周期の成長期にあたるムダ毛に対して処理します。
そのため1度処理したら2~3ヶ月の間隔を開けなければいけません。
それに対しハイパースキン脱毛は休止期の毛の種にアプローチする方法なので、毛周期に関係なく処理することができます。
そのため2~3週間毎に処理することができるため、より短期間で終わらせることが可能です。
日焼け肌、ニキビ肌でも脱毛可能
光脱毛は黒い部分に反応する光を使うので、日焼けした肌やホクロのある部分、ニキビで赤くなっている部分などは脱毛処理ができません。
それらの場所を光脱毛で処理すると熱が発生し火傷する恐れがあるからです。
それに対しハイパースキン脱毛で使う光は黒い部分に反応しないので、日焼けした肌やホクロなどの黒い部分に対しも問題なく脱毛することが可能です。
敏感肌やアトピーの方も脱毛できます。ただし体液が出てくるほど状態が酷い場合は処理できないこともあります。
産毛にも効果がある
光脱毛の光は黒いものに反応するので、産毛などの色が薄い毛には効果が出にくいです。
普通の毛よりも脱毛完了までの時間がかかります。
一方でハイパースキン脱毛は、毛の種に作用するのでムダ毛の色の濃さに関係なく処理が可能です。
産毛や金髪、白髪などにも高い効果があります。
美肌効果がある
ハイパースキン脱毛の光にはフォト美顔の光も含まれています。
フォト美顔というのは、フェイシャルエステで採用されている光エステのことで美肌効果があります。
肌内部のコラーゲン生成を活性化させるので、お肌を蘇らせシミやシワ、ニキビ、色素沈着などに効果があります。
トリートメント効果もあるため、カミソリや毛抜きなどの自己処理で傷めてしまった肌もケアします。
ワキやVIOは自己処理を繰り返すうちに色素沈着して黒ずんでくることも多いので、こらは意外と嬉しいポイントです。
フェイシャルエステだと顔しかケアできませんが、ハイパースキン脱毛なら全身にフォト美顔ができますね(全身脱毛の場合)。
3歳以上の子供でも脱毛できる
ハイパースキン脱毛は肌に優しく痛みゼロなので3歳以上の子供でも脱毛できます。
子供でもできる脱毛としてテレビでも紹介されています。
3歳は少し早い気がしますが、小学生くらいになってプールの授業などがあるとムダ毛で悩むお子さんも増えてきます。
子供のムダ毛なんて気にすることではないように思っても、本人にとっては深刻な悩みで、学校にも行きたくなってしまうこともあるかもしれません。
そんなときはハイパースキンを検討しても良いでしょう。
ムダ毛がなくなると、将来的にカミソリなどで肌を痛めることもなくなります。
それにムダ毛が生えてこないと、毛穴が引き締まって綺麗な肌になります。
実はなるべく早く脱毛するほど美肌を保てるのです。
これは子供だけでなく、大人にも言えることですね。
思い立ったが吉日、早めに脱毛することで、美肌でいられる時間も長くなります。
ハイパースキン脱毛のデメリット
これだけメリットの多い脱毛法ですが、デメリットもあります。
それは光脱毛よりも料金が高めということです。
ハイパースキン脱毛に使用する脱毛機は、光脱毛のものより高級品で値段が高いので、脱毛の料金も高く設定されています。
ですが価格が高いだけの魅力があるので、ハイパースキン脱毛を受ける方も増えています。