IPLとS.S.C.は光脱毛の一種
脱毛サロン(エステサロン)で採用されている方法は光脱毛が主流となっていますが、一口に光脱毛といってもいくつかの種類があります。
その中の一種がIPL脱毛とS.S.C.脱毛です。
光脱毛としては主にこれら2つの方法が採用されているので、それぞれの特徴を知っておくと良いでしょう。
光脱毛のメカニズム
光脱毛というのは黒い部分に反応する特殊な光を毛根に当てることにより、毛乳頭にダメージを与えてムダ毛の再生を抑制するという方法です。
光のエネルギーを使って毛乳頭にダメージをあたえるというのはどちらの脱毛法でも同じです。
ではIPLとS.S.C.脱毛で何が違うのかと言うと、使っているライトやジェルが異なります。
IPL脱毛について
IPL(インテンスパルスライト)という特殊な光を使う脱毛法で、一般的に光脱毛と言えばIPLを指すことが多いです。
IPLはシミやそばかすの治療でも使われるライトで、500nm~1,200nmという広い範囲の波長の光が含まれています。
IPL脱毛では脱毛効果がでるように波長を調整しているので、シミやそばかすに対してはあまり効果がありません。
あまり効果がないというのは、シミ治療と比べてという意味で、少しは美肌効果や美白効果が期待できます。
シミがあるとメラニン色素に反応して熱が発生し、火傷や炎症の肌トラブルのリスクがあります。
多くのサロンではそのよう肌トラブルを防ぐために、濃いシミやホクロの部分にシールなどを貼ってガードしてから脱毛処理をします。
薄いシミならばそれほど影響はなく、多少の美白効果が期待できるでしょう。
もしシミがあるなら実際に脱毛を受ける前に、無料カウンセリングなどでその部分を脱毛できるのか確認してもらいましょう。
光フェイシャルでは線維芽細胞を刺激してコラーゲンの生成をサポートし、ターンオーバーを促進することでお肌を蘇らせシミの排出を促します。
美容クリニックなどでは光フェイシャルよりもIPLの出力を高くしたフォトフェイシャルを行っています。
S.S.C.脱毛について
S.S.C.脱毛はイタリアの会社が開発したシステムであり、毛乳頭に作用する光を使うという点はIPL脱毛と同じです。
S.S.C.脱毛ではムダ毛の成長を抑制する成分が入ったジェルを肌に塗り、その上から光を当てるという点が違います。
ジェルの中にムダ毛の再生を抑える成分が入っているので、弱い光でもジェルとの相乗効果でしっかりとムダ毛を抑制することができます。
そのため、IPL脱毛よりも肌に優しく痛みが少ないという特徴があります。
一般的な光脱毛は産毛に効果が出にくいですが、S.S.C.脱毛はジェルの効果もあるので産毛にも効果が出やすいです。
産毛まできちんと処理したいという場合、こちらの脱毛方法を採用しているエステサロンに通うと良いでしょう。
S.S.C.脱毛を採用しているサロンとしてはミュゼプラチナムと脱毛ラボがあります。
産毛が多い部分といえば顔ですよね。
ところが残念ながらミュゼプラチナムでは顔の脱毛を行っていません。
顔の産毛をS.S.C.で処理したい場合は、脱毛ラボに通うという選択になります。
IPLやS.S.C.脱毛のメリット
脱毛サロンの光脱毛はクリニックの医療レーザー脱毛と比べて効果が出にくいです。
照射する光の強さが違うので、これは仕方のないことですね。
効果が出にくいので、完了するまでの回数が増えてしまいます。
確かに通う回数は多くなってしまうのですが、通い続けることできちんとムダ毛を無くすことができるでしょう。
また料金がクリニックの半分以下なので、トータルでは光脱毛の方が安く済みます。
光脱毛は痛みが弱いというメリットもあるため、肌が弱い人にも安心です。
IPLとS.S.C.との大きな違いは使用する光の強さです。
S.S.C.脱毛の方が弱い光を使うので、肌へのダメージが少なく痛みも抑えることができます。
しかし、脱毛サロンによっては最新の脱毛機を導入することでIPLでもS.S.C.より痛みの少ない脱毛を行っていることもあります。
例えば、キレイモや恋肌です。
キレイモや恋肌では冷却ヘッド式の脱毛機を導入することで、痛みを軽減しつつ高い効果のある脱毛を行っています。